結婚前に決めておくこと

「結婚に、夢いっぱいの女子にお話ししても、聞いてくれないことがあるんですが…」
と話してくださるのは、都内の婚活ケースワーカーのAさん。婚活で疲れた人の相談に乗ったり、相手とのことを相談に乗ったリスのがお仕事のようです。実際に結婚が決まった2人にアドバイスすることもあるようですが、本人たちは結婚することに頭がいっぱいで大切なことを話しておかなかったりするので、結婚後トラブルにもなりかねない、と危惧しています。
そんな婚活ケースワーカーが「結婚前にお互いのために話しておかなければいけないこと」を伝授致します。

1. お金について1

結婚前の借金などの金銭問題について。お互いの負債の確認をしておきましょう。そしてなるべく結婚前には完済しておくこと。負債がある場合、相手を責めずに、金額や負債の種類を聞いておくこと。誰も好きで負債があるわけではないので、負債があることを責めずに理由を聞いておきましょう。2人で完済すべきものに結局なるかもしれません。必要であれば、ご両親立会のもとで、お話をきいてもいいでしょう。確かに負債はよいものではないかもしれませんが、立ち向かっていかなければいけないものが何なのか、確認することはとても重要です。

 

2. お金について2

結婚後のお金の管理をどうするかについて決めておきましょう。専業主婦で生活費をもらう形にするのか、相手の年収をちゃんと知っておくこと。給与明細をしっかり見せてもらうことを約束しましょう。お仕事のお付き合いで、毎月どのくらい必要なのかも確認しなければいけません。たまには部下におごってやるぐらいの金額は必要かもしれませんが、見栄をはる必要もありません。適切な額がしっかりあるはずです。また、共働きなら家計費の分担はどの程度にするのかも考えましょう。

 

3. 同居について

両親などとの同居問題について。同居を望まないのであればその点をきちんと了承してもらうようにしましょう。同居が完全にNGなのか、2世帯なら大丈夫なのか、介護は順番に誰でもやってくるものです。しっかりり考えましょう。

 

4. 仕事のこと

共働きを維持するのか、専業主婦になるのかを決めておきましょう。共働きの場合は家事の分担について話し合いましょう。共働きなら、家事の手伝いが必要なこと、家事負担はトラブルにもっともなりやすいものです。相手に理解を求めましょう。

 

5.子どものこと

子どもを産む時期やタイミングについて、ある程度2人の中で意思疎通をしておいた方がいいでしょう。子どもができた場合、共働きなら妻はある程度休まなくてはいけません。その間の収入減や、夫への育児参加を求めましょう。

 

6.両親の老後について

お互いの両親の老後について、 忘れがちな人がたくさんいますが、とても大切なことです。
また、嫁に来たなら夫の親の面倒を見て当然という考え方は、完全に捨てましょう。
一人っ子の少子化の日本でその考えは国を潰してしまいます。
妻の親の老後のことも一度話し合いましょう。